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 Column 04. 
連続プレイでわかる恐怖

許してくれー

 妙なところばかりを取りあげるのではなく、そろそろ本作の「売り」、生徒との結婚という点に目を向けてみよう。

 五人の生徒の中から一人を妻として選び、他の四人の好奇の目をかいくぐって、二人の生活を紡いでいく。不自然、かつ過酷な一年間だが、それだけに妻への想いもより深まろうというものだ。

 そしてゲームをコンプリート。二人の関係が明らかにされ、みんなに祝福される結婚式・・・。
 イベントシーンとしては地味だが、それまでの苦労の重みもあり、実に感動させられるエンディングだ。

 が、その後すぐに、他の娘を妻にしてゲームを始めると・・・。
 さっきまでの自分の妻が、自分のデートに茶々をいれ、新婚生活を妨害する側にまわってしまうのだ!

「みっ、美咲っ!(他の娘でも可) さっきまで僕に優しく微笑んでくれたのに、なんて目で僕を見るんだ!」

 これはキツい。かなりショック。まるで、前世で妻だった女性に出会ったが、相手はそのことを記憶しておらず、かえって自分の敵になっていたかのような心の痛みともどかしさだ(いや、私には、前世の妻と出会った経験なんてありませんけどね)

 冷静に考えてみると、こっちは別の女性と結婚しているのだから、こっちの方がよっぽど裏切り者なのだが、その後ろめたさも手伝ってか、とにかく前妻(?)に見つかったときのショックは、ゲームの本来の主旨をはるかに越えた衝撃だ。
 ゲームに感情移入しすぎるのも、考えモノですな。
 

文責・ばんだべっけん vvw@be.mbn.or.jp

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