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 Column 01. 
ポジティヴ・ファクター
アンドロメダよ!

「生徒と結婚している」というシチュエーションばかりが取りざたされがちだが、私が高く評価するのは、本来のゲーム部分、「生徒を勉強させて、卒業させる」というシミュレーション部分だ。これぞ、

「まさにシリーズ最高傑作だ!」

 ほぼ同じゲームシステムを踏襲していた前二作に対し、本作の大きな変更点は
「生徒5人、全員に課題を与えることが出来る」という点だ。

「そんな当たり前のことを」と言うなかれ。前二作では5人のうち一人にしか課題を与えることが出来なかったのだ。しかも、残りの四人は、勝手に非常識な課題を用意したり、平気で無断欠席したりする。

 対して本作では、5人はあくまでも教師の出した課題をこなしていく。「家出」等が発生して、生徒が欠席することもあるが、それらはあくまでもイベント扱い、決して日常的なことではない。

 これだけでも、より「高校教師としての実感」が、いや増すというものだ。

 それならば、前二作に対して、生徒が言うことを聞くぶん、育成は楽になったのか?

 いやいやとんでもない。

 退学にさえならなければ、いくら生徒の成績が片寄ってもよかった(つまり、いくらでもひいきが出来た)前二作に対し、今回は5人の成績をオールA評価にしなくてはならないのだ!

 5人の成績を常に注意していなくてはいけないという難しさ、緊張感。学校では、妻も含めた5人全員を平等に扱わなくてはならない義務感。これらが、シリーズ最高の「やりごたえ」を感じさせてくれるのだ!

 聞くところによると、当初このゲームは「卒業」シリーズとは別の作品として企画されていたという。出発の時点から、前二作のくびきを免れていた、それが本作におけるパラダイム・シフトを可能たらしめたのだろう。

 

文責・ばんだべっけん vvw@be.mbn.or.jp

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